乗車券ノート

■ 南海 軟券乗車券 ■ [ ホーム | 索引 | 戻る ]

■普通乗車券 戦時統合時代(近鉄統合時代) 金額式(近鉄難波営業局地紋)

南海 金額式 軟券乗車券 近鉄統合時代

※補足:
終戦後(昭和21年)近鉄から分離する前の券です。左券が上り用、右券が下り用です
上り、下りで地紋色が異なります。

■普通乗車券 区数式 区間制運賃用(旧羽車地紋)

南海 区数 軟券乗車券

※補足:
上券3枚が上り用、下券3枚が下り用です。上り、下りで地紋色が異なります。
昭和20年代から昭和40年代後半(金額式に移行するまで)使用された券です。発行された時代や区数により券面に様々な変化があります。区間制運賃を採用していた関西の私鉄では券横に赤線の本数で乗車券の区数を示す例が多いですが、この券も同様に加刷されています。
「(のりかえ)」表記があります。軌道線への乗換を考慮した形になっています。この券を軌道線の駅で発行していた時期もあります。

■普通乗車券 特定区間用(旧羽車地紋)

南海 特定区間 軟券乗車券

※補足:
特定区間専用券です。この券も上り、下りで地紋色が異なります。堺東発行分は小児券の例です。
「表示区間外に共通しません」との表記があります。

■普通乗車券 金額式T(旧羽車地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
金額式に移行した券です。80円券(見本券)は、横線が青色で加刷されています。この券から上、下の印刷が無くなりました。自動販売機券がこの時代より本格的に普及することから、上り、下り別での乗車券販売が困難になったと思われます。

■普通乗車券 金額式U(新羽車地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
新羽車マークが採用されたことにより地紋が変更されました。この券まで券の区数線(赤線)が残っています。

■普通乗車券 金額式V(新羽車地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
区数線(赤線)が無くなり、南海電鉄の表記が新羽車マークに置換となりました。
軌道線の運賃体系が独立した関係で「(のりかえ)」表示が無くなります。途中下車前途無効が表示されるようになりました。

■普通乗車券 金額式W(新羽車地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
地紋色が赤色から緑色に変更され、券面右下が空白になりました。この空白部分には割引印、往復印などをなつ印していました。

■普通乗車券 金額式X(新羽車地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
自動販売機、印刷発行機が普及したため、平成以後は天王寺駅での使用を最後に本線では常備軟券乗車券の使用は無くなりました。貴志川線の和歌山駅と伊太祁曽駅は機械化されることも無く常備券発行が継続されていました。地紋は赤色です。

■普通乗車券 金額式Y(南海CI地紋)

南海 金額式 軟券乗車券

※補足:
CI導入時に乗車券の地紋、マーク共変更されました。
貴志川線が和歌山電鉄に転換するまでこの券は使用されました。