乗車券ノート

■ 野上電気鉄道 連絡乗車券 ■ [ ホーム | 索引 | 戻る ]

■野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券T 金額式 

野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券 野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券

■野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券U 一般式 

野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券 野上電気鉄道 国鉄連絡乗車券

※補足:
昭和56年発行、TTD地紋券です。
この2枚の実態は、海南駅からの国鉄単独券です。
発行は連絡口の中間改札(日方駅構内の扱い)です。国鉄単独券の委託販売契約がなく、連絡券の扱いで発行しています。真の発売額は社線運賃を減算した金額です。
昭和末期〜廃線まで、連絡口での出札は実施せず、自社線内の着札回収のみでした。社線内の精算証明書もなく、JR線内は連絡口を通過後JR海南駅で購入か車内精算でした。JR線から社線方面への乗継客に対しては、車掌が車内券を発売していました。

■野上電気鉄道 JR連絡乗車券 片道補充券 

野上電気鉄道 JR連絡乗車券 野上電気鉄道 JR連絡乗車券

※補足:
末期に連絡券の常備券はありません。全て補充券で発売していました。


※フィールドノート(実地調査記録)として、
国鉄連絡券が論理的に春日前駅発行というのは、正しいと思います。但しそのことを100%信じてしまうと、昭和56年に春日前駅が有人駅で乗車券を発売したと誤解しかねない内容であることも事実です。乗車券という1次資料の情報をそのまま信用すると、結果誤った判断になるという事象でもあります。同社の同時期の実態や経営内容を知っていれば、別の判断も可能であるとは思います。
平成以降、南海や近鉄などのJR連絡券で接続駅発行の乗車券は実在しますが、これらの券は裏面に実発行駅が印刷されています。